当時、九州で働いていた。仕事を辞め、デジタル一眼レフを買い、旅に出た。
気がついたら屋久島に車で上陸し、路上で1週間過ごした。
「もののけ姫」の舞台モデルである、白谷雲水峡に流れる水で米を炊いた。
「STAND BY ME」のように列車道をひたすら歩いた。
縄文杉への道途中の山小屋から見た星空は、神々しく感じられた。
時計もなく。夜の灯りもなく。
世間を埋め尽くしている、人生の真実とはかけ離れた煩わしい喝采もなく。
太古から続く大地の時間の流れに従った1週間だった。
屋久島滞在時に、大好きなRed Hot Chilipeppersをよく聴いてた。
"Scar Tissue"を聴きながら、屋久島を車で走った。
「californication」は、チリペッパーズにとって
全てを捨てて、無駄なものをはぎ落として
「再起」「原点回帰」となった作品だった。
そんな「californication」が、身に染みた。
そんな1週間が、僕のルーツになった。
そして僕はこの1週間を、Yakushimationと名づけることにした。
僕の原点である。 |